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河村 洋子 准教授

河村 洋子 准教授

キャラクター「ロボリーマン」で健康づくりを普及

 熊本大学政策創造研究教育センターの河村洋子准教授らの研究班は、若手労働者の健康づくりを支援するプログラム開発の一環として、キャラクター「ロボリーマン」 を世に生み出しました。ロボリーマンは、実写とそして存在し、イラストや動画の展開に加え、職場やイベントなどに登場して「チョビササイズ」という職場や家庭でできる「ちょっと」の運動メニューをPRするなど、「健康づくり応援社員」として「健康をちょっと楽しくする」ことをミッションに取り組んでいます。

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 現代の30〜40歳代は、ガンダムなどのロボットアニメを観ながら昭和に幼少期を過ごしました。このような背景からなどでロボットに親しみを持つということに着目し、ロボットをモチーフにしました。また、特に30歳代は「健康」については取り立てて問題を感じることがない、という状況です。例えば、特定健診前で数値に直面することがないし、運動することや野菜を多く摂る、お酒を控える、などが「体にいいこと」であるのは頭ではわかっていてもガッツ(腹の底)では認識していない。したがって、専門家がいくら運動し、十分な野菜を食べて、お酒を控えて、、、と薦めてもその利益を感じて行動するには、残念ながら至らない。そこで、専門家が推奨したい行動との接点として、あるいはきっかけづくりとして、なんだか不思議なやつ「ロボリーマン」が機能するというものです。実は研究班のプログラム開発のプロジェクトには、エンターテイメント・エデュケーションという行動変容を促すコミュニケーション戦略や、人の情報の「拡散したい」という欲求を高めることを意識したトランスメディアというマーケティングの実践で活用されている概念が活かされています。

 河村准教授の専門は「ヘルスコミュニケーション」で、上述のようなコミュニケーション戦略などの方法論に関する研究の他にも異なった観点から取り組んでいます。所属する政策創造研究教育センターのミッションは大学のシンクタンク機能、地域貢献機能を担うことです。地域の基盤的な医療や福祉に関する研究、あるいは、医療政策に関する政策提言、福祉力の高い地域づくりなどさまざまな活動を熊本市やその他の自治体と協働で推進しています。ロボリーマンの研究プロジェクトも、職域の健康づくりを担う全国健康保険協会(協会けんぽ)熊本支部や熊本市、熊本県などと協働して推進しています。

 河村准教授の専門は「ヘルスコミュニケーション」。いかに健康的な行動を促すか、そして(広義の)「健康な」社会、コミュニティ、組織などを形成するかの方法論を研究する実践的な領域です。そして、目的を共有する組織力を合わせる仕掛けと仕組みは、方法論の大事な要素であるようです。極めて実践的なアプローチだからこそ研究活動の過程で生まれたロボリーマン。熊本県の若いビジネスマンを健康的にする方法をこれまでとは違ったかたちで実現することを目指す面白い研究と言えるのではないでしょうか。

  

河村 洋子 准教授

熊本大学 政策創造研究教育センター

  

ロボリーマンのオフィシャルWEBサイト

http://roboryman.com/about/

   新聞の掲載記事をPDF形式でご覧いただけます。

 NEW 「ロボリーマン」活動拡大 【掲載年月日:2015年4月3日(446KB)】

   ※熊本日日新聞社提供

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