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熊本版 白熱教室 「ジェンダー入門」(8月28日:3日目)

 平成27年8月28日(金)  <集中講義3日目>

熊本大学 女性研究者研究活動支援事業(拠点型)では、8月26日~28日の3日間、大学生および大学院生対象の集中講義「ジェンダー入門」を行いました。

   

テーマ:「メディアが作るジェンダー、メディアの中のジェンダー」

講師:宮崎公立大学非常勤講師 元テレビマンユニオンプロデューサー 花野泰子氏

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  「女は短大に行って嫁に行け」と父親に言われ、兄と違って家業を継ぐことを期待されていなかったことが、ずっと後になって「ジェンダーの問題」であることに気付いたエピソードや、番組制作会社で働き、メディアが送り出す情報が人為的に構成された偏ったイメージであると感じ、大学院で学ぶ道を選んだ経験談の後、TVアニメの「サザエさん」を視聴、家父長制や性別役割分業、ステレオタイプ、ジェンダー規範の4つのキーワードを基に討論し、気づきを発表した。世の中の動きを把握するためには、オールドメディア(新聞・TV等)だけでなく、ソーシャルメディアからも情報を取り入れる必要があり、その際、メディアリテラシーを持つことは重要である。メディアの意思決定の場に女性が少ない現状だが、想像する力とジェンダーの視点から見る目を養ってほしいと締めくくられた。

 

テーマ:「男女共同参画の推進とワーク・ライフ・バランス」

  講師:熊本大学教育学部 八幡(谷口)彩子教授

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 年齢階級別労働力率の「M字カーブ」は、女性のライフイベントのために生じると言われているが、もう一つのファクターとして「環境」があり、女性が働き続けられる社会基盤が整えば解消されることが国際比較で歴然としている。一方、女性のライフコースに関する考え方は時代によって変化しており、女性自身の理想と現実、また男性が期待する生き方とのギャップもある現状を豊富なデータを提示して解説された。少子化解消の為「女性は家庭に帰れ」では問題は解決せず、「働きながら産みたい」に応え、両性ともに「仕事も家庭生活も両方大切にする」社会の実現が求められている。すなわち、男女共同参画推進事業は「環境整備事業」である。各自が「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)を考えて問題解決のプロジェクトの担い手になっていってほしいと、学生への期待を込めた言葉で結ばれた。

 

  

テーマ:「これからの生き方・働き方を考える」~全講義を振り返って~

講師:熊本県立大学環境共生学部 西英子准教授

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都市計画の視点で日本を見ると、個人が自由を手に入れた半面孤立した状況に陥り、共生の良さを持つムラ型コミュニティが失われつつある。自分が自分らしく心地よくいるために何が必要か?ゴールとなるビジョンと現実とのギャップを埋めないと、絵に描いたモチで終わってしまう。家族皆の笑顔を守るためには、男女共に自立することが大事。大黒柱がいる「昭和結婚」ではなく、夫婦共働きの「男女共同参画型結婚」がリスクを回避し、それぞれが自分らしく生きて、助け合う社会に繋がるはずだと話された。

最後に全講義を受けた感想として「男が外、女は家と考えていたが、自分(女)も経済的に自立を考えようと思った」「講義を受けて様々な生き方があることを知り、工夫次第で自分らしく夢を叶える生き方ができるという希望が見えてきた」「女らしさのステレオタイプに当てはめようとしがちなので、自分は自分として生きていけたらと思った」などの意見が発表された。

   

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